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help リーダーに追加 RSS 「熱情のヴィルトゥオーソ」★クレイジーなピアニストだと思ったらコメディだった?ケロ師匠ご推薦!

<<   作成日時 : 2008/07/08 15:50   >>

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画像「熱情のヴィルトゥオーソ」小笠原宇紀ちょっと前にわたしのBL師匠のケロ師匠が、紹介していらして。
面白そうだとは、思っていたのですが少し昔の作品だし、読むとは思っていなかったんですが。
なぜか、ウルトラタイムリーなことに新装版が、発刊されちゃったんです。そうなると、俄然読みたくなって早速購入してしまいました。
934円かなりな分厚さ。。。大丈夫かな?
(師匠は古本屋で52円で買ったとか…!)

ところで、小笠原宇紀氏。わたしはてっきりライトグラフって作家さんと同一人物だと思っていたのですが?ちがうのかな?絵がすごく似ていて〜〜。でも、上手なのは小笠原氏の方が、上手だ〜。
過去に傷を持つ篠塚鍵三は、貴族のロレンツォ・カルラッチにお抱えピアニストとして雇われた。ピアノの技巧について衝突した鍵三はカルラッチに「犯★してやる」と脅しをかける。しかし逆に「体を繋げたら言うことを聞くのか」と返された鍵三は……?
ヨーロッパの古城で夜ごと繰り広げられる、二人だけの淫★靡なコンチェルト。


このあらすじを読んでも、すご〜〜く。淫靡でくら〜〜い、
ちょっとえげつないコミックだと思っていたんですが。

            
ケンゾウは国際コンクールで優勝するほどのピアニストでありながら、
自分の納得のいく演奏ができないとカンシャクを起こす激情型の人間だった。
あるリサイタルで大暴れして大道具の斧でグランドピアノを叩き割るという前代未聞の事件を起こしてしまった。(笑)

これは決してコメディではありませんが
全てに於いて衝撃的なお話です。

ケロ師匠のブログより
ケロ師匠の紹介記事はこちらhttp://plaza.rakuten.co.jp/kero2keroro/diary/200805180000/

いや〜〜。師匠のご紹介記事を読んだ時は、なんだかイメージがごっちゃになってて、
すっかり鍵三(ケンゾウ)が、性格破綻者のようなイメージを持ってしまっていたのですが。
読んでみると、性格破綻者は雇い主で貴族のロレンツォだったんですね〜。
まあ、完全に性格破綻と言うわけではないのですが。
ピアノへの高い能力を強要されて愛しながら憎んで、結局は自分自身を破滅させてしまった…
それは家族に対する復讐のようにも見えるし、、、。

麻薬中毒患者になるほどに追い詰めらられ、結局はピアニストへの道を潰してしまった。
そんな、自分に対する自傷行為のように演奏者に体を抱かせて穢れさせている。
って、ところでしょうか?
そんな、が、自分と良く似た境遇でありながら、
まだ、再生の可能性のある鍵三をピアニストとして復活させるために、
自分の体をもう一度追い詰めてまで道を開いていこうとする姿が狂気をはらんで映るって感じで


仕事でコンサート・マネージャーをしている彼は、演奏者の機嫌を取るため、
その体を差し出して誰彼ともなく抱かせていて、、、当初の鍵三(ケンゾウ)

「犯★してやる」発言にも、へっちゃらな訳なんですよね〜。

なんだか、最初は悲劇の主人公みたいにやさぐれていた鍵三(ケンゾウ)の過去も、
母親に無理やりにピアノを弾かされていたことに対するストレスと言うか、
鬱憤がたまって爆発した感じで。これじゃあ、ただのわがまま坊主の反抗期なんですよね〜〜
(後の方の"後日談"と言うか、「前夜」と言うコミックでロレンツォも、「甘えん坊。」と、言っていました。)

反発していた、ロレンツォが実は、昔憧れていた灰色頭巾彼だとわかり、
思わず、抱き締めて体をつなげる鍵三だけど。

画像なぜだか、ロレンツォはいつも靴下だけ履いたまま…
なぜでしょう?いつも、黒い靴下を履いてます〜。その方が萌えるのかな〜?
鍵三は全部、脱いじゃってます。
コンサート前の出演の指揮者フライヤーと、楽屋裏で抱かれている時も…。

今回、小笠原氏は黒の靴下に意味を持たせたかったのかな?
そう言えば、和服の時に”足袋”だけ履いたまま。。ってのも、萌えますよね。。。

おっと、話がちょっと後のほうになるんですが。抱き合っている時にロレンツォ鍵三にする話で、印象的なくだりがありました。

「有名になったら、
今まで練習のために我慢していたものが
自動的にもらえるのだと勘違いしている…
それに気づくんだ…
現実はそうじゃないのにな」


う〜〜ん。なんか感じさせられますよね〜。


ところで、ケロ師匠「コメディではない」と、仰っておいででしたが。
随所にお茶目なセリフやカットが盛りだくさん。
お話が悲壮な部分がある分、すごく読んでて救われたと言うか?
鍵三自身、けっこうノリやすくて前向きな性格もあるんですよね。
こんなお茶目さんで、よくも今まで世を拗ねていられたもんだ。とも、思っちゃいますが。
そこはそこ、純粋にコミックとして楽しんでしまいたいです。

画像ロレンツォの城には「あかずの間」があって、その部屋だけは入ってはならない。ある日鍵三が古株のメイドさんに、
「なんの部屋?」
と聞いたところ……

「とても恐ろしいものの入った……部屋でございます。」
と、それはそれはおどろおどろしい顔つきで語って
「フッフッフッ…。」
と、立ち去って行くんですよね〜〜。もう、ここは笑うところでしょう。
ロレンツォにピアノの指導をされて、すぐに癇癪を起して両手を振り上げる、
お子ちゃまのような鍵三も、
その腕を押さえて「壊すな頼むから」
と、停めるロレンツォも、顔を近づけて説得されるたびに、もつれ込んで抱き合っちゃう二人だし。

ロレンツォの飼っているネコに思わず”ワガハイ”と名前を付けてしまう鍵三だし。

どこをとっても、コメディじゃないのか!?と、思わず、断固としていいたくなっちまいますよ。師匠!


そうそ、「とても恐ろしいものの入った……」
部屋にあったものは、
         
開かずの間に入っていた恐ろしいものの正体とは・・
斧やノコギリなどが無数に突き刺さった
無残なグランドピアノだったのだ!

ケロ師匠のブログより

自分と同じ事をロレンツォがしていたと知って驚く鍵三だけど。
「俺はここまでしなかったぜ」と、自分のことを棚にあげる始末。

画像そして、そのピアノで再びピアノの練習を始めようとするロレンツォに、
(新しいピアノを)買えよ
と言っても、速攻で「簡単に言うな」と返すロレンツォ
どうやら、仕事をしているのも生活のためらしく。貴族さまでお城に住んでいるとは言え、ピアノの一台も
簡単には買えない様な生活ではあるらしい。
なんちゅうか、やたらと地に足がついてて生活感がありすぎ〜〜。

鍵三は、憎い恋敵的存在のマエストロ指揮者フライヤーの条件をクリアーして見事大舞台に復活できるのか

はたしてストーリーは……って、ところですが。

なんつうか、ラストの方にチラッと出てきた鍵三のライバル的存在のスティルマンって、半端な美形キャラも、もうちょっと絡んでくるかと思ったら、なんか思いっきり猿回し的に使われてておもしろかったな〜。

ほんで、いよいよ巨匠(マエストロ)指揮者フライヤーとの大舞台!
と言うところで、なんとフライヤーが体調不良。
二日酔いだと言って、ろれつが回らないし、めっちゃ調子が悪そう
これも、スティルマンの計略か!!!
と、思っているとそうじゃなくて、最後の最後でロレンツォ鍵三と舞台でピアノを弾かせるための作者さんのシナリオだったみたい。


ピアノを完璧に弾く為には、もう一度ドラッグを使わなければならないロレンツォ
果たしてロレンツォは……


って、ところです〜〜。




二人は、鍵三に向かって進んでいる幸せなお話で終わっています。



画像でも、巻末に「前夜」「猫と休暇」「ノイズ・アンド・ミュージック」
と言うお話が載っていて、こちらは、もう鍵三がデレデレラブラブで完全にコメディになってます〜

ロレンツォからの贈り物のステージ衣装(タキシードと言うのか??)を着て、ホテルのボーイさんになりそこなったみたい。と、おどける鍵三

プレゼントの中に、犬の首輪を発見した瞬間……

即座に、自分の首に装着!
「わんって、言ってるし。。。

「今夜はずっと繋がって欲しいと思ってる」と、
ドラッグの禁断症状を乗り越えるために一晩中抱いて欲しいと訴えるロレンツォに…

「がんばってみるよ。自信ないけど…」と、答える等身大の



う〜〜〜ん。読み応えたっぷり。すごくおもしろくて。楽しかったです〜〜。
ケロ師匠!いつもながら、良いコミックを教えてくださってありがとうございました〜〜。

ヴィルトゥオーソ 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヴィルトゥオーソとは、演奏の格別な技巧や能力によって完成の域に達した、超一流の演奏家を意味する言葉。ふつう声楽家や指揮者には用いないが例外もある。本来はクラシック音楽の用語であるが、すでに欧米では、見た目にも華やかな超絶技巧に結びつきやすい楽器(ピアノ、弦楽器、ドラム)を用いるクラシック音楽以外のジャンルにも用いられるようになってきた。日本語では、ドイツ語経由のヴィルトゥオーゾもしばしば使われ、とりわけ評論家や音楽学者が「ヴィルトゥオーゾ」を使う傾向がある。
語源 ヴィルトゥオーソ(virtuoso)は、「博識、達人」を意味するイタリア語の男性名詞である。複数形の場合はヴィルトゥオーシ(virtuosi)、女性形はヴィルトゥオーサ(virtuosa)となる。 ラテン語のvirtus(「男らしさ」「美徳」「至高」の意)を語源とし、元来は「有徳の」「誉められるべき」を意味する形容詞の男性形であった。



熱情のヴィルトゥオーソ 新装版 (ビーズラビーコミックス)
エンターブレイン
小笠原 宇紀

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは☆
お二人の感想を読ませていただきました。
これまたヘビーな感じのお話ですが
それほど重くならないで読めるのはギャグがまじっているから
なのですか?別にそう言うわけではないんですね(笑)
絵も綺麗だから読んでみたい気がしますが
アンソロと同じくらいの価格なんですね。
でも、いつか読みたいなぁ〜
るる
2008/07/08 18:15
poppy-23様☆コンバンハ♪

ピアニストものだけに『鍵三』、ケロ師匠様なんと52円で入手(;゚д゚)ェ..
それに黒い靴下(ナイロン?)をはいたままで致している姿にチャストクンも目を丸くしていますね〜 私の好きな作品のキャラサマはサラリーマンなので、よく靴下を脱がずにお取り込み、でも靴下は白なんです
シリアスものなのに、なぜか作中の描写、セリフがツボで笑ってしまうことがあります
(実は感動しながらもキスランシリーズでもツッコミたいところが沢山でした(^^ゞ)
>斧やノコギリなどが無数に突き刺さった無残なグランドピアノだったのだ

(;゚д゚)ェ.. これは思い切ったシーン
ピアニストものは水名瀬雅良さんのイラストの作品をよんだことがありますが
ちょっと憧れの世界(* v v)。絵も綺麗ですし・・・(。-∀-) ニヒ
ゆの
2008/07/08 22:06
るるさま★こんばんは。コメントありがとうございます。
>ヘビーな感じのお話ですが
ケロ師匠のレビューも読んで頂けたのですね。ありがとうございます。
そうなんです、内容的にはヘビーなんですが、ケンゾウが割りと明るくて
前向きなので、ロレンツォの破滅ぶりが軽減されている、と言うか
読んでいても、各所のボケ&ツッコミがツボすぎて〜〜。(爆)
>でも、いつか読みたいなぁ〜
この本も、そのうちブックオフなどに出るでしょう。でも、ケロ師匠
みたいに52円とかではないでしょうね〜?
ブックオフなら、350円か400円かな〜?
poppy-23
2008/07/09 00:42
ゆのさま★こんばんは〜。
>ピアニストものだけに『鍵三』、
そうでしょ?笑えるでしょ?どうも、ママがピアノ推進派だったらしく
生れた時から、宿命付けられていたのね〜〜。
黒靴下は…貴族様だからナイロンよりは絹では〜〜?
そうですかリーマンは白の靴下ですか?やっぱ、裸で靴下だけって
言うのも、けっこう萌えますよね。
>シリアスものなのに、なぜか作中の描写、セリフがツボで
そうなんですよ。私的にツボはまりまくりで、、、。
ロレンツォの「視界に人が入るとピアノが弾けない」ために、コスプレを
して演奏するスタイルなんか、もう笑っちゃうんですよね。彼にとっては
悲壮なまでの決意の表れなんですが。。ケンゾウもキュートな萌えポイント
満載で、本当に最後のラストカットまでおもしろかったです。
水名瀬さんのピアニストモノ?私は読んでないかな?
poppy-23
2008/07/09 00:51
お早うさんです。

ここへ来たらいつも沢山の本の紹介で、驚いてしまいます。
こんなに、BL本ってあるんだ〜!!
それも、poppy-23さんの感想読むたび「買おうかな」っと、思ってる自分がいるし。
ダメダメ・・・BL本買って破産するぜ〜(T_T)

リンク有難う御座いました。
これからもよろしく!

2008/07/09 07:27
Kさま☆こんにちは。
>こんなに、BL本ってあるんだ〜!!
ほほほ本当に、けっこうな数の本が数日置きに出版されています。
それだけ需要もあるってことですよね。私は、コミック中心ですが
小説は、もっと数が多いですよ〜。
ブックオフなどにも、たくさんありますから(図書館にはないだろうなあ?)
立ち読みなどして、じっくり選ぶのもいいですね。
わたしは、ほとんどオークションに出しています〜。
こちらこそ、リンクありがとうございました〜。
poppy-23
2008/07/09 12:34
きゃっ!取り上げていただいたのですね、ありがとうございます!
う〜む、やはりこれはコメディ?
淡々と真面目に描いているところが、尚更笑いを誘うのかも知れません。
poppyさんに言われて、また再発見!・・もう一度本を読み返してびっくり、本当に黒い靴下を履いたままイタシテイル・・。
これを見て『主治医』の伊織と朋也が手袋をしたままもつれ込んだのを思い出してしまいました。(笑)
あれも衝撃的でしたっ!
う〜ん、確かに私は52円で買いましたが・・、新装版の方は『書き下ろし』があるようですね?
見たいよぉ〜!
ケロ
2008/07/10 01:13
ケロ師匠☆コメントありがとうございます!
>淡々と真面目に描いているところが、尚更笑いを誘うのかも知れません。
^-^)そうですね〜。鍵三のツッコミをさらりとロレンツォが流しているところが、また、新しいタイプのお笑いっぽいですもんね〜。
それに、あのロレンツォの格好は一歩間違えば仮装でしょう!
>本当に黒い靴下を履いたままイタシテイル・・
きゃははは。これこれ。師匠の見逃しと所を、つつけるって言うのが
私の最高の喜びです〜。「主治医」の手袋は、二人の"余裕のなさ”を
表していたとおもうのですが、、(あれも、興奮しました)!
実は、オークションでこの本を引き取ってくださった方も、昔の方を読んでいて、2回目だそうです。やっぱり「書下ろし」があるんですね。
きっと、また古本屋で52円で出るかもしれませんね。
poppy-23
2008/07/10 13:35
こんにちわ。
そらむさんのブログから飛んできましたが、楽しい小説紹介にどっぷり嵌って楽しんでしまいました。。BL本がこんなにあるんだなってびっくり。殆ど子供と一緒に本屋に行くので、絵本コーナーに直行する子供を追いつつ何時も横目でBL本コーナーを通り過ぎてしまうんですよね。うう。こづかいの少なさも相まって、ここのところ一冊もBL本買っていません。もうこうなると、こちらのブログにお邪魔させてもらって満足感を得るしかありません(笑)ということで・・また、お邪魔させてくださいね。。
みっちゃん
2008/07/10 17:00
みっちゃんさま☆コメントありがとうございます。
ちょっとお下品な部分もありますが、どうぞ、よろしくお願いします。
>殆ど子供と一緒に本屋に行くので、絵本コーナーに直行する
もう少しの辛抱です。わたしも、BL本に目覚めたのは下の子どもが
幼稚園に行って自由時間ができてからです〜。それ以来ドップリ!
BL本って、けっこう多いですよね。私は、本の一部しか紹介できませんが、ケロ師匠のブログではもっとたくさん紹介されていますよ〜。
>満足感を得るしかありません
^-^嬉しいお言葉です。わたしも、読む本片っ端から感想を書きたいのですがなかなか、上手くご紹介できませんが。みっちゃんさんのお子様が、もう少し大きくなられるまで、がんばってガンガン紹介していきますね〜!
poppy-23
2008/07/10 17:07
うちの市の図書館にはBLの文庫置いてるのです〜
どういう基準で購入するのと思いながらもっと増えないかなー(笑)
でもあれを貸し出しカウンターに持っていくのは根性が要りまする

900円・・新刊はちょっと気合が(汗)
でも読んでみたーぃ、な靴下萌え好みがつい・・・
そらむ
2008/07/10 19:26
そらむさま★こんばんは〜/~
>うちの市の図書館にはBLの文庫置いてるのです
ぎえ~~!本当ですか?す、すごいなあ。借りていく人いるのかな?
図書館…。さすがの私も、図書館では借りられないかな〜?
もしかして、男性用成人向けとかもあるのかな?
>900円・・新刊はちょっと気合が(汗)
普通はそうですね〜。お近くにブックオフがあればそのうちに出るかも
しれませんね。私も、自宅にBL本がおけないので、読後はすぐにオークションに出しますが、同じように古本屋に出す人もいるようで、まめに古本屋めぐりをしていると1ヶ月くらいで出ているときもありますよ〜。
ブックオフなら、立ち読みだけもいけますよ〜〜。
poppy-23
2008/07/11 02:02

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